高レベル放射性廃棄物の商業利用法(2)


ここで、超長期に発熱する高レベル放射性廃棄物の入った
ガラス固化体を、青い海で、生物がほとんどいない海の砂漠で、
経済活動していない海域で、そこの海底に設置したと仮定する。

すると深層水は、ガラス固化体の発熱で加熱され比重が軽くなる。
軽くなって海面付近に上昇し、海面付近の水と混じり合う。

その結果、深層水の栄養塩類と海水と太陽光が揃う。
そして植物プランクトンが大発生し、海の砂漠が漁場になる。

その漁場で海藻や魚類などを養殖できる。
海藻からバイオエタノールを製造できる。
さらに海藻は食料や飼料、肥料に使える。
魚類は言うまでもなく食料資源だ。

高レベル放射性廃棄物(ガラス固化体)の発熱期間は数百年~数千年だ。
もしかすると数万年もありうる。指数関数の時定数がマイナスのはずだ。

高レベル放射性廃棄物の熱で数百年~数千年にわたって、
海の砂漠を漁場に変えて、 水産資源開発して、経済活動=商売ができる。

高レベル放射性廃棄物は使い道のない厄介なゴミじゃない。
超長期間にわたって、安定的に発熱する貴重な熱資源だ。